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針道の黄鉄鉱

奈良県桜井市針道大峠の鉱物

採集できる鉱物として
黄鉄鉱、輝安鉱、硫砒鉄鉱、辰砂、石膏、セリサイト(絹雲母)などが挙げられます。
目的の鉱物は白い粘土(これがセリサイトです)の中に含まれていますから、
この粘土を目印に探してください。
また、セリサイト粘土は水に溶けやすいので、水が流れている
場所を探すと洗い出された黄鉄鉱などが見付かるでしょう。

産出頻度は、
黄鉄鉱≫輝安鉱>辰砂>硫砒鉄鉱、石膏の順に少なくなるようです。

1.鉱物の出来方
奈良県桜井市多武峰(とうのみね)周辺には閃緑岩と呼ばれる岩石が分布しています。
緑岩は有色鉱物(角閃石、黒雲母)に富む深成岩の一種で、
花崗岩よりも黒っぽく見えます。
この地域では、マグマから閃緑岩が出来たずっと後に、その割れ目や隙間を通って
熱水(非常に温度の高い温泉水)が上昇して来ました。
熱水は普通の水と違い、実にさまざまな物質
(水銀、アンチモン、砒素、アルカリ元素、etc.)を溶かし込んでいますし、
また周囲と反応する性質も強くもっています。
今回は熱水とその通路にあった閃緑岩とが反応して出来た鉱物です。

2.産出鉱物各論
A)黄鉄鉱(おうてっこう)、FeS2
 一番たくさん出てきます。
金属光沢と外形から簡単に識別できます。
正六面体、正8面体、五角十二面体を基本として色々な形があります
B)輝安鉱(きあんこう)、Sb2S3
アンチモン(Sb)のもっとも主要な鉱石鉱物です。
有名な愛媛県市之川鉱山の輝安鉱は日本刀のような輝きと大きさを持っていますが、
ここのは黒くて小さな結晶が放射状〜亜並行に集まったものです
C)辰砂(しんしゃ)、HgS
 水銀の原料として重要な鉱物です。
古代から赤色の絵の具として貴重なものでした。
この場所では肉眼で見える結晶はなく、朱色の土状になっています。
D)硫砒鉄鉱(りゅうひてっこう)、FeAsS
 九州の土呂久鉱山ではこの鉱物を焼いて亜砒酸を製造していました。
ここでは黄鉄鉱よりもずっと量が少ないので、
粘土ごと持って帰ってゆっくり探すのが賢明でしょう。外形は図を参考にしてください。
E)石膏(せっこう)、CaSO4・2H2O
 骨折の治療に使う石膏と同じものです。
褐色土状になった石の隙間に透明なガラスのような結晶がついていたら石膏です。
小さいので注意してください